世界の人たちは日本の文化、価値、歴史をどのように捉えているのだろうか?世界の指導者・学者・企業家から、芸術家・作家・俳優・スポーツ選手など、あらゆる分野の著名人が語り、記した、「日本」についての考察と感想を集めました。世界から見た日本の様子とは。日英対訳でお楽しみください。
【読みすすめるにあたって・宇野葉子(訳者)】
海外の60数名の有名人が、日本をどのように見ているのか訳すにあたって、人数分の知の旅に出かけた気がしました。次にどんな人がどんなことを語るのかと、興味がつきませんでした。
好意的な意見はうれしいし、辛口の意見にも耳を傾ける必要があります。一番、心に残ったのは、どうして日本は戦争に突入してしまったのかということでした。ガンディーの手紙を日本の軍閥が真摯に受け止めていればと願わずにおれません。クリントン大統領が第二次世界大戦中に強制収容所に収容された日系アメリカ人に出した誠実な手紙にも心を打たれました。
英語と日本語が並ぶ対訳形式になっていますので、見比べて、それぞれの英文がどのように訳されているのかわかるように、なるべく原文の順序にそって訳しています。そのため、少々固い表現になっている箇所もあります。
著者の前書きにもありますが、本書は私にとっても「目を見張るような経験」でした。読者の皆さまにも、この経験を分かち合っていただければ幸いです。
極度に整然として明瞭な絵を描く日本人が羨ましい。絵は決して退屈ではなく、けっして急いで仕上げられたように見えない。彼らの作品は息をするように自然で、人物を数筆で描き、まるでチョッキにボタンをかけるように簡単にやってのける。ああ、ぼくも数筆で人物を描ければいいのに
フィンセント・ファン・ゴッホ
弟への手紙 (1888年)
東京生まれ。幼少期を日本で過ごした後、カリフォルニア州サンフランシスコへ移る。フリーランス・ライター/編集者。ニューヨークのシラキュース大学でジャーナリズムを専攻、現在は世界中をまわりながら、国際問題や課題について執筆/編集をしている。
大阪市で生まれる。神戸市外国語大学の英米学科を卒業。中学校英語教師を数年務める。その後、しばらく英語から離れていたが、翻訳者になりたいという気持ちに突き動かされ、再び勉強を開始。通訳者・翻訳者養成学校で翻訳コースを修了し、産業翻訳者になる。同時に出版翻訳を学び、2012年『アイリーンといっしょに』(ポプラ社) を初出版。
書籍情報
| ISBN | 978-4-7946-0371-5 |
|---|---|
| タイトル | ニッポン感想記 (Japan through the World’s Eyes) |
| 著者 | ニーナ・ウェグナー (著者)、宇野葉子 (訳者) |
| 紙書籍定価 | 1,650円 |
| 出版社 | IBCパブリッシング |
| 初版刊行 | 2015/08 |
| ページ数 | 184 ページ |
| 判型 | 新書判 |
| 本のサイズ | 188 x 113mm |
| シリーズ分類 | 対訳ニッポン双書 |