江戸時代から昭和にかけて、日本人は「粋か野暮か」で人を判断し、カネ持ちであろうが垢抜けない行動をすれば容赦なく批判しました。
「粋」という言葉が死語になりつつある今だからこそ、落語の世界や江戸しぐさの粋な言葉や行動基準を身につけ、「勝ち組」「負け組」という言葉に左右されない自己を確立したいものです。
「粋の精神」で人生は何倍も楽しくなる。
カネがなくても人生を楽しく、かっこよく生きる知恵が満載。
他人の気持ちを察するココロが身に付く、人気落語家の立川談四楼による「粋な大人」になるためのマナー指南を、英語と日本語の対訳でお届けします。
私の作品を英訳すると聞き、「また人を村上春樹みたいに」と驚いたのですが、アメリカやイギリスに向けてのものではなく、日本に住む英語圏の人々、あるいは英語に堪能な日本人に向けての企画と知り、ホっとするやらちょいとガッカリするやら……。
しかし英訳は可能なのでしょうか。日本人の概念からも薄れつつある“粋と野暮”、その真意、目ざすところは伝わるものなのでしょうか。
1951年群馬生まれ。1970年立川談志に入門。1980年11月 NHK新人落語コンクール優秀賞受賞。1983年11月 立川流落語会第一期真打となる。1983年、真打昇進試験を題材にした『屈折十三年』(別冊文藝春秋) で文壇デビュー。
1990年、初の小説集『シャレのち曇り』(文藝春秋)を発刊、以後、TV、ラジオの出演の他、落語会、講演会多忙の中、新聞、雑誌に連載エッセイやコラムを書き続けている。
落語界の修業の苦しさ、芸人のスピリッツを語ったエッセイ集『どうせ曲がった人生さ』(毎日新聞社刊) などの単行本を出版し、1998年長編書き下ろし小説『ファイティング寿限無』(新潮社刊) は、各方面から圧倒的な支持を得る。200回を数えた、東京、下北沢での独演会、出版社ホールでの寄席をはじめ、地方での数々の独演会で全国行脚を展開中。
古典本格派の実績と創作文芸落語のパイオニアとして、又、観客を舞台に上げて落語を演じて貰う“談四楼の話し方教室”や、「修行」「日本語」等に関する講演は、学校、企業、団体からの要望が高い。新刊『談志が死んだ』(新潮社刊) がいま話題に。
アメリカ合衆国ミシガン州アナーバーにて、日本語翻訳者として活躍。ハーバード大学とスタンフォード大学の学位および、ミシガン大学の日本文学博士号を取得。2002年出版の Unhappy Soldier: Hino Ashihei and Japanese World War II Literature (Lexington Books) の著者。
米国生まれ。1965年に来日後は、編集者として活躍。訳書に『鼻』(芥川龍之介)、『生き方上手』(日野原重明)、『ごんぎつね』(新美南吉) などがある。
書籍情報
| ISBN | 978-4-7946-0198-8 |
|---|---|
| タイトル | 大人の粋 (Adult Chic) |
| 著者 | 立川談四楼 (著者)、デヴィッド・ローゼンフェルド (翻訳)、マイケル・ブレーズ (翻訳) |
| 紙書籍定価 | 1,540円 |
| 出版社 | IBCパブリッシング |
| 初版刊行 | 2013/03 |
| 言語 | 日本語・英語バイリンガル書 |
| ページ数 | 256 ページ |
| 判型 | 新書判 |
| 本のサイズ | 188 x 113mm |
| シリーズ分類 | 対訳ニッポン双書 |