やさしいフランス語で読む、シャルル・ペローのおとぎ話。「眠りの森の美女」「赤ずきん」「長靴をはいた猫」「シンデレラ」ほか、誰もが子供の頃に聞いたことのある懐かしい物語を収録。しかし、原作の物語は、あなたの知っているものとは少し違っているかもしれません。ひとつひとつの物語が短いので、テンポよく読み進められます。
実は「やさしいフランス語」で読むことは、語学力のアップにもつながります。ほかの外国語と同様、フランス語は「フランス語特有の発想」で書かれています。学習者にはこの「発想」がわかりにくいのですが、どんなに「やさしいフランス語」で書かれていても、そこには「フランス語の発想」があります。したがって、「わかる、わかる」と楽しく読んでいるうちに、自然に「フランス語の発想」が理解できるようになります。
フランス語翻訳家 高野 優
パリのブルジョア家庭に生まれ、最初は弁護士となるが、法廷に立つことはほとんどなかった。ルイ14世の財務総監コルベールの庇護を受け、国王に仕えるようになり、以後、詩人・童話作家として文筆活動をはじめる。各地に伝わる民話を収集してまとめたことで知られ、「マザーグース」や「グリム童話」のさきがけとなった。
米プリンストン大学卒業。ヨーロッパ文化、およびロマンス諸語を専攻する。フランスでは Institut d’Études FranÇaises d’Avignon で学び、エックス・アン・プロヴァンスにある Fondation Saint-John Perse で翻訳家として働く。現在は夫と共にカリフォルニアに在住。教育系出版社で編集を務める傍ら、フリーランスの翻訳家として活躍している。