紫の上のことが頭から離れない源氏は、ある晩彼女の屋敷を訪れる。新たに始まる紫の上と源氏の生活、藤壺の深い苦悩、深窓の姫君末摘花、情熱的な朧月夜との駆け引き。一方で葵の上と六條御息所は対立を深めてゆく。成長する源氏自身も運命の波に巻き込まれて……。源氏物語の世界を躍動感あふれる英語で再話。
英国出身。オックスフォード大学卒業。在日30年、日本をベースにライター、ナレーターとして活躍。大学で教鞭も執る。相撲解説や伝統芸能の番組に声の出演、また昔話やシェイクスピア作品などの翻訳に携わるほか、宮沢賢治の作品や養老孟司の『バカの壁』など日本人作家の翻訳も数多く手掛けている。
平安時代に活躍した作家。世界最初の恋愛長編小説とされる『源氏物語』を執筆した。女房として藤原道長の娘彰子に仕え、その様子は『紫式部日記』に詳しい。