他の鳥たちから「みにくい」という理由で仲間はずれにされ、鷹には不条理に改名を迫られる主人公よだか。そんな自分もまた、生きていくために虫を殺さねばならない。自分自身の存在に耐え切れなくなったよだかが目指した場所とは? 宮沢賢治童話の傑作。
岩手県花巻に質屋の長男として生まれる。盛岡高等農林学校卒業後、地学者として農民のために働く一方、短歌や詩、童話などの創作に励んだ。幻想的かつユーモアと人間味の溢れる作品で、日本文学に独自の世界を築いた。代表作として、童話『銀河鉄道の夜』『風の又三郎』、詩『雨ニモ負ケズ』などがある。