幼くして両親を亡くしたジェーンは、叔母の家に引き取られることになった。そこで待っていたのは叔母家族からの冷たい仕打ちの数々。逃げるようにして寄宿学校に入るが、そこでもジェーンの逆境は続く。そして成長したジェーンは家庭教師として赴いた新天地で、運命の出会いをすることになる。世界中で読み継がれるシャーロット・ブロンテの代表作。
シャーロット・ブロンテは、この作品をカラー・ベルという男性の名前で発表しています。まだ、女性への偏見も根強かった時代です。同時期に小説家として活躍していたメアリー・アン・エバンスも、ジョージ・エリオットという男性のペンネームを使っていて、その方が有名になっていました。そして、妹のエミリー・ブロンテも、「嵐が丘」をエリス・ベルという男性のペンネームで発表しています。
ーラダーの扉「ジェーン・エア」を読むにあたってより
牧師の娘としてイギリス北部ヨークシャーに生まれる。母校での教師生活、家庭教師を経験した後、ベルギーに留学。イギリスに戻り、31歳で代表作である『ジェーン・エア』を発表する。38歳で結婚するが、半年後に病に倒れ、短い一生を終えた。