嵐で船が難破し、身長15cmの人々が暮らす小人の国にたどり着いたガリバー。「人間山」と呼ばれ歓迎されるも、やがて卵の殻のむき方を発端とする隣国との戦争や、宮廷内の派閥争いに巻き込まれていく。空想の国々を巡る旅行記に、鋭い政治的洞察と当時のイギリス社会への痛烈な皮肉を込めた風刺小説。大人にも子供にも愛された名作。本書では、ガリバー旅行記のなかで最も有名なリリパット国 (小人の国) 編を収録。
アイルランド、ダブリン生まれ。ダブリン大学トリニティ・カレッジ卒業。風刺作家、随筆家。聖パトリック大聖堂の司祭を務める一方で、政治活動や文筆活動を行う。1726年には風刺小説『ガリバー旅行記』を発表。主な著書に『桶物語』やアイルランドの窮状に関する風刺書『穏健なる提案』などがある。